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航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」6機が29日昼過ぎ、東京都心で、新型コロナウイルスと戦う医師や看護師ら医療従事者に感謝の意を示すアクロバット飛行を約20分間披露した。

 空自の精鋭パイロットたちは空自入間基地(埼玉県狭山市)を出発。高度約800~1400メートル上空で8の字を描くルートを2周し、白のスモークを噴射した。ルート付近には新型コロナ患者を受け入れている医療機関が点在している。



富士フイルムホールディングス(HD)は22日、傘下の製薬会社が製造する、新型コロナの治療効果が期待される抗インフルエンザ薬「アビガン」について、7月に月間10万人分(3月上旬比2・5倍)、9月には同30万人分に引き上げる増産計画を改めて示した。

 一方、同日発表した令和2年3月期連結決算は、売上高が前期比4・8%減の2兆3151億円、本業のもうけを示す営業利益が同11・1%減の1865億円、最終利益が9・5%減の1249億円で、減収減益だった。




南極大陸から細長く延びた南極半島(Antarctic Peninsula)の一部で、地球温度の上昇とともに藻類の大発生による「緑の雪」が広がり、一帯が緑色に変わると予想する研究結果が20日、発表された。

 しばしば、植物がまったく育たないと考えられがちな南極大陸だが、実際には数種の藻類が生育している。これらの藻類は解けかかった雪の上で育ち、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する。

 英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)と英南極調査所(BAS)の研究チームは、世界で最も不毛な大陸で緑藻類が現在分布する面積を測定するために、衛星画像と地上観測を組み合わせて用いた。



大阪大学人間科学研究科未来共創センター招聘教授で現役医師(循環器科専門医)の石蔵文信氏(64)が高齢者向けに作成した「集中治療を譲る意志カード(譲カード)」が話題を呼んでいる。表面には次のように記されている。

〈新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺などの高度治療を受けている時に機器が不足した場合には、私は若い人に高度医療を譲ります〉

「譲カード」には医療現場の負担を軽減する狙いがある。医療崩壊が起き“命を譲るか”の選択を迫られる事態になった場合、尊厳死や安楽死と違うのは、「自分の死に方を決める」だけでなく、それが「他人の生死」にも関わってくるということだ。

 評論家の呉智英氏(73)は、「今こそ『トリアージ』の問題を本格的に議論していくべき」と指摘する。



東海道、山陽、九州の各新幹線で20日、「特大荷物スペースつき座席」の利用が始まった。大きな荷物を持ち込む外国人観光客が増えたことを受けた事前予約サービスだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、初日の東海道新幹線での予約は少数にとどまった。

 JR東海によると、特大荷物は縦・横・高さの3辺の合計が160センチを超えるもの。この荷物を持ち込む場合は20日以降、特大荷物スペースつき座席の予約(先着順)が原則必要となる。追加料金は不要。座席はグリーン・指定席車両(一部を除く)の最後部で、その後方スペースが荷物置き場になる。東海道新幹線の場合、1列車につき17~42席分が用意される。自由席には設けない。