任期満了に伴う日本医師会の会長選挙が27日投開票され、中川俊男副会長(69)が新会長に選ばれた。5期目をめざした現会長の横倉義武氏(75)を破った。会長交代は2012年以来、8年ぶりとなる。
中川氏は北海道出身。10年から副会長を務め、12年に発足した横倉体制を支えてきた。厚生労働省の中央社会保険医療協議会委員なども務めた経験がある。
近畿日本鉄道は25日、愛知県蟹江町の同社車庫で、車両に抗ウイルス加工を施す作業を報道陣に公開した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、鉄道利用が回復する中、感染対策をアピールするのが狙い。
スプレーを手にした作業員が車両の窓や天井、つり革、座席などにウイルスを抑制する液体を散布。加工後は抗ウイルス・抗菌加工済みを示す抗菌製品技術協議会(SIAA)のステッカーを貼った。
9月末までにケーブルカーやロープウエーを含む全1938両に同様の加工を施す計画。新型コロナに似たインフルエンザウイルスなどへの効果は確認済みといい、担当者は「安心して乗っていただきたい」と話した。
米紙ニューヨーク・タイムズは25日、世論調査結果を公表し、11月の米大統領選の勝敗のカギを握る六つの激戦州のすべてで、民主党候補のバイデン前副大統領がトランプ米大統領を6~11ポイントリードしていた。トランプ氏は2016年大統領選で民主党候補のクリントン元国務長官を相手に、この6州すべてで接戦を制しただけに、今回は苦しい戦いを強いられている。
バイデン氏はトランプ氏に対し、ペンシルベニア州で10ポイント、ミシガン、ウィスコンシン両州で11ポイントと2ケタの差をつけ、フロリダ州で6ポイント、アリゾナ州で7ポイント、ノースカロライナ州でも9ポイントリードした。全米でもバイデン氏に投票するとの回答が50%で、トランプ氏は36%だった。CNNの8日公表の世論調査結果でもバイデン氏がトランプ氏に14ポイントの差を付けていた。