金沢市の兼六園で5日、冬のライトアップが始まった。雪吊(つ)りが施された松などが闇夜に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を作り出している。
園内随一の枝ぶりの唐崎松や、シンボルのことじ灯籠などを約65基の照明で照らし、遊歩道脇には約185個のあんどんを設置。雪吊りを施した松は光を浴びて金色に輝いて見える。
夫婦で訪れた金沢市西都の会社員男性(56)は「ライトアップは初めて見たが、とてもきれいだ。温かい色に照らされた雪吊りが、水面に鏡のように映って趣がある」と話していた。
英アストラゼネカは5日、新型コロナウイルスワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。日本政府は1億2000万回分のワクチン供給を受けることでアストラゼネカと合意。9000万回分以上を日本国内で製造することを目指している。
アストラゼネカは昨年8月、256人を対象に日本で臨床試験を開始。主要データを準備中で、3月中に医薬品医療機器総合機構に提出する予定としている。
奈良県・飛鳥地域での発掘調査の成果をまとめて紹介する企画展「飛鳥の考古学2020」が、同県明日香村の飛鳥資料館で開かれている。10年間に及んだ同村の飛鳥寺西方遺跡や石神遺跡の調査成果を見ることができる。3月14日まで。
飛鳥寺西方遺跡は東北の蝦夷(えみし)や南九州の隼人(はやと)らを供応し、服属儀礼を行った神聖な場所。日本書紀に「飛鳥寺西」などとして登場するケヤキの大木があった広場と考えられている。
明日香村教委による平成20~29年度の調査では、飛鳥時代の建物跡や石敷きが出土。書紀が示す飛鳥寺西の広場であることが明らかになった。
下水道について関心をもってもらいたいと大阪府吹田市は1日、阪急の北千里、山田、吹田の各駅近くのマンホールのふた計三つを、駅の特色に合わせた写真付き「デザインマンホールふた」に取り換えた。市内のほかの駅近くでも、駅に付き一つずつ順次、替えていく。
市下水道部は2018年からこの取り組みを始め、これまでパナソニックスタジアム吹田近くやJR吹田駅近くなど6カ所で、設置場所に合わせたデザインの写真などをはめたふたにしている。