新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けた訓練が27日、川崎市の川崎市立看護短期大学で行われている。集団接種を想定した初めての訓練で、受け付けから接種、経過観察まで一連の手順を確認し、課題を抽出する。
訓練は、市が厚生労働省などと協力して実施。医師や看護師、市職員、接種を受ける人ら総勢約60人が参加した。会場では、接種券(クーポン券)の提示や検温を実施した後、医師から体調や既往症の確認(予診)を受けるなどしてから接種。接種後は体調に変化がないか、看護師が様子を見守る。
接種の際は1人あたりにかかる時間などを計測。厚労省は、訓練を通じて得られた情報を接種準備を進める自治体に伝えることにしている。【
新型コロナウイルスの感染者数が1月27日、世界で1億人を超えた。ジョン・ホプキンズ大学が集計・随時発表している新型コロナのサイトで確認された。
27日午前10時10分時点の感染者数は、1億21万3452人。
世界の総人口がおよそ77億人(2019年の国連発表)と考えると、77人に1人が感染した計算となる。
ジョン・ホプキンズ大学サイトによると、世界で最も多いのはアメリカで約2540万人。続いてインドが約1060万人、ブラジルが890万人。
死者数は世界で215万人を超えており、数が多い国別ではアメリカが約42万人、ブラジルが約21万人、インドが15万人。
日本については、感染者数が約37万人、死者数が約5200人と報告されている。
カールがかかったブロンドの髪を肩まで伸ばし、大きな瞳で画家を見つめるのは、少女のような美しさをもつ8歳の少年貴族。
フランツ1世は、1853年にアロイス2世の11番目の子供として生まれ、2つの大学で法学を修めて軍人の道に進んだのちオーストリア、ロシアで外交官を務めた。その後、ウィーン大学で歴史の講座を開くなど、学問の世界で活躍、内外から多くの顕彰を受ける人物となる。
兄のヨーハン2世の死去にともない70代半ばで国家元首となったとき、少年は白いひげを豊かにたくわえた恰幅(かっぷく)のよい老人となっていた。即位した1929年に、兄から交際を反対されていたエルザ・フォン・グートマンと結婚。彼女は福祉活動などに尽くし領民たちに慕われたが子供がなかった。そのため、死の少し前に元首の座を親戚のフランツ・ヨーゼフ2世に譲り、大往生を遂げた。
少年貴族の像からは、そうした英知とロマンスの香りが立ち上ってくる。
米国とロシア両政府は26日、2月5日に期限が切れる新戦略兵器削減条約(新START)の延長で合意したと発表した。ホワイトハウスによると、バイデン米大統領は同日、就任後初めてロシアのプーチン大統領と電話会談し、新STARTを5年間延長する双方の意向を確認。米ロ間に唯一残った核軍縮条約である新STARTは、期限切れを前に辛うじて存続が決まった。
ロシア大統領府によると、既に延長合意に関する覚書を交換しており、双方は数日中に延長に必要な手続きを完了する。
4年に1度のアメリカ大統領選挙が2020年11月に行われ、民主党候補で元副大統領のジョー・バイデン氏が、共和党候補で現職大統領のドナルド・トランプ氏に勝利した。
経済力も軍事力も世界一のアメリカは、世界に絶大な影響力がある。今後、何が変わるのか、二人を比較しながら考えてみよう。
トランプ氏は、「米国第一主義」を掲げ、自国にとって今すぐ得になる政策を強行し、アメリカがこれまで各国と協調して築いてきた国際秩序を壊してしまった。たとえば経済活動のさまたげになるとして、地球温暖化を加速させないための国際的なルールを定めたパリ協定から一方的に離脱したり、今まではアメリカが貿易の自由化を主導してきたのに、「中国はズルをしている」として、輸入品に高い関税をかける保護貿易に一部転換したりした。