米航空宇宙局(NASA)は11日、月を周回する新たな宇宙ステーションの建設構想の国際分担案を発表した。日米欧ロなどの宇宙機関が調整し、まとめたもので、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は欧州宇宙機関(ESA)と共同で居住棟を開発するほか、米国と共に物資輸送を担う。 新ステーションは「ゲートウエー」と呼ばれ、米国が主導。2022年の建設開始、26年ごろの完成を目指す。カナダ以外の政府は出資を確約しておらず、それぞれの宇宙機関が担当範囲を明確にすることで、自国の政府や議会に予算の確保を求める。
太陽系が位置する天の川銀河(銀河系、Milky Way)の質量を、これまでになく正確に推定したとする天文学者チームの研究結果が7日、発表された。計算には暗黒物質(ダークマター)の重量を含む最新のデータ群を使用したという。
研究は、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ガイア(Gaia)」と米航空宇宙局(NASA)が共同で行い、銀河系の質量を太陽の約1.5兆倍と算出した。過去の研究では、太陽質量の5000億倍~3兆倍という推定結果が得られていた。
東日本大震災から間もなく8年となる9日、宮城県南三陸町の南三陸病院に韓国の子供たちが制作した復興応援の横断幕が届けられた。同町や福島県で被災地支援活動を行う静岡県のNPO団体が企画した。 横断幕は幅1.6メートル。日本語とハングルの「復興」「頑張ってください」などの言葉や、同町の観光キャラクターが描かれている。
2027年に開業が予定されるリニア中央新幹線の名古屋駅新設工事が7日、報道陣に初めて公開された。地上の新幹線や在来線の運行を妨げず進める難工事の一つ。現場では作業員計約200人により、24時間態勢で進められている。
この日は東海道新幹線の名古屋駅高架下で、地下約30メートルに設ける新駅の地中壁の建設現場が公開された。
三重県伊賀市役所新庁舎(四十九町)南西角の市道交差点で4日、ラウンドアバウト(環状交差点)の試行が始まった。
県職員や伊賀署員ら約20人が午前7時、交差点付近に立ち、通行車両を環状の走行に誘導した。4方向から入る車はすべて左に曲がり、時計回り(右回り)に走行し、目的の道に出るときに左折して交差点を離れる。
ウインカー(方向指示器)は交差点を離れる前に左折の合図をする。初日は、4分の3周して目的の道に向かう車などが交差点に入ると誤って右折の合図をしている様子も見られた。