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海洋研究開発機構は22日、インド洋に生息し、体の一部が無数のうろこで覆われた珍しい巻き貝「スケーリーフット」が国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されたと発表した。海底資源開発で生息環境が乱される懸念があるため指定されたという。

 スケーリーフットは2001年に米国の研究者らが発見。インド洋の水深約2500メートルにある3カ所の熱水域でのみ生息が確認されており、機構は生態を調べるなど調査に貢献してきた。

 生息域の周辺は金属硫化物の鉱床が広がっている可能性が高く、各国が海底開発に向けた調査を進めている。



箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原)の庭園内の池に、クリスタルガラス製のオブジェ「水上花火」がお目見えした。毎年夏に芦ノ湖(同町)で開催される花火大会をイメージしたもので、来場者の目を和ませている。9月1日まで。

 オブジェは、高さ3・5メートルで幅7メートル。クリスタルガラス約4万8千粒をちりばめ、夏の夜に湖上で輝く花火を再現している。



菅義偉官房長官は22日の記者会見で、21日に投開票された参院選で、与党が改選過半数を上回る71議席を得たことについて「安定的な過半数をいただけた。経済再生、外交・安全保障の再構築などの課題について、国民の声に耳を傾けながら取り組んできた結果だ」と評価した。

 ただ、参院では自民、公明両党に日本維新の会などを合わせた憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割った。菅氏は「国会の憲法審査会で各党がそれぞれの考え方を示した上で建設的な議論を行い、国民的議論につなげることが大事だ」と述べ、主要野党に前向きな対応を求めた。



南極の氷床から流出した融解水を人工降雪機で氷河に戻せば、壊滅的な海面上昇は阻止できる──独ポツダム気候影響研究所(PIK)の科学者たちが17日、こんな奇策を発表した。

 西南極(West Antarctica)の巨大な氷床が全て融解すれば、海面は地球全体で6メートル上昇することになる。1メートルの海面上昇で約1億9000万人が移住を余儀なくされ、3メートル上昇するとニューヨークや東京、上海など世界の巨大都市が水没の危機にさらされる。

 特に、西南極のパインアイランド氷河(Pine Island Glacier)とスウェイツ氷河(Thwaites Glacier)については既に、温室効果ガスの排出量を削減しようがしまいが、融解が進んで取り返しのつかない状態になる「転換点」に到達したのではないかとの懸念が科学者の間で高まっている。



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