マグロの次はウナギ。クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大学水産研究所が1日、絶滅が危惧されるニホンウナギの人工ふ化に成功したと発表した。飼育期間は最長50日に達し、体長約2センチまで成長したという。今後は完全養殖と量産を目指す。
救急外来で出会った患者さんに、よくお伝えしているセリフがあります。「喉頭がん、食道がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、膀胱(ぼうこう)がん、などのリスクが減り、健康で長生きできる方法がありますよ!」「しわが増えにくくなる、歯がきれいになる、そしてきれいになる方法がありますよ!」。これは禁煙のお勧めです。救急医の私が救急外来で禁煙の話をしているというと「なぜ忙しい救急外来で?」と思われるかもしれません。これには理由があります。年齢を重ねて救急外来に運ばれる患者さんの病気の原因に、喫煙が多いからです。
日露両政府が北方領土で実現を目指す共同経済活動の一つ、日本人向け観光ツアーが29日、北海道根室市の根室港からチャーター船「えとぴりか」で国後、択捉の両島へ向かった。5泊6日で両島を巡り、11月3日に根室港に戻る予定。北方領土を訪問する枠組みは、ビザなし交流や墓参りなどがあるが、観光を目的として日本人が北方領土を訪問するのは戦後初めて。
政府は29日の閣議で、東日本一帯が大規模な被害を受けた台風19号について、被災自治体への財政支援を強化する「激甚災害」と、復旧事業の一部を国が代行する大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定すると決定した。激甚指定は千葉県などに大規模停電をもたらした今年9月の台風15号以来で、非常災害の指定は2016年の熊本地震以来2例目となる。
政府は台風19号について既に、被災者に運転免許証の有効期限延長など行政上の特例措置を適用する特定非常災害特別措置法に基づく「特定非常災害」にも指定している。堤防決壊による浸水など被害が各地に及び、市民生活に深刻な影響を与えていることから国が前面に出て復旧事業を加速させる。