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文部科学省は7日、全国の公立小学校の64%、公立中学校の56%が、新学期から授業を再開する見込みだとの調査結果を発表した。緊急事態宣言の対象となる東京、大阪などの7都府県を除けば、公立小の89%、公立中の78%が再開に踏み切る見通し。

 調査は都道府県と区市町村などを対象に実施し、6日午後9時現在の回答を集計した。未回答の自治体も一部あるという。新型コロナウイルスの今後の感染拡大の状況によっては、対応が変わる地域もありそうだ。



ゴミ袋はしっかりしばって――。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、環境省が、使用済みマスクなどの家庭での正しい捨て方を、ホームページなどで呼びかけている。

 家庭に感染者や感染の疑いの人がいる場合、使用済みのマスクやティッシュペーパーはウイルスが付着している恐れがある。このため、直接触れることがないようゴミ袋はゴミでいっぱいになる前に、しっかりと縛るなどして封をする。袋がやぶけた場合は、袋を二重にする。ゴミ捨てが終わったら、せっけんと流水でよく手を洗う。マスクなどのポイ捨ては絶対にしない。



新型コロナウイルスの感染拡大にともない、政府が7日にもまとめる緊急経済対策の原案の概要がわかった。

治療薬として効果が期待される「『アビガン』200万人分の確保」が盛り込まれている。

対策の原案には「『アビガン』について、2020年度内に200万人分の備蓄を目指すこと」のほか、子育て支援として、児童手当の受給世帯に対し、児童1人あたり1万円の上乗せが盛り込まれた。

1世帯あたり30万円の現金を給付する対象については、「月間収入が減少し、かつ住民税非課税水準となる低所得世帯」と「収入が半分以上減り、かつ住民税非課税水準の2倍以下となる世帯など」としている。



世紀の大彗星(すいせい)になるかもしれないアトラス彗星が接近している。今はまだ望遠鏡でしか見えないが、ここからみるみる明るさを増し、太陽に最も近づく5月下旬には夜空で最も明るいシリウスを超えるマイナス2等になるとの予測もある。夜空に長い尾をなびかせる壮大な姿を現すのか、期待が高まっている。

 アトラス彗星は昨年12月、米ハワイにある小惑星地球衝突最終警報システム「ATLAS(アトラス)」の望遠鏡が発見した。当初は約20等と極めて暗かったが、3月に入って急激に明るくなり、「このペースだと満月くらいになるかも」と一時は天文ファンを騒然とさせた。



 名古屋市は30日、市内2カ所で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)について、一つがほぼ終息、もう一つも終息傾向にあると発表した。市の新たな感染者は21日以降、1日1~2人程度で推移。市は濃厚接触者をほぼ全員把握し、健康観察と早期に自宅待機を求めたことが拡大を抑えた要因とみている。

 市によると、スポーツクラブで発生したクラスターは、2月15日に最初の感染者を確認。クラブ利用者や家族らに市が一人ずつ利用日からの行動を聞いて濃厚接触者を特定し、電話で日々の体調変化を見る健康観察を実施。自宅待機も求めた。健康観察はのべ1千人超となったが、3月10日以降は新たな感染者はなく、計28人でほぼ終息したとみる。

 もう一つはデイサービスで、2月下旬に緑、南両区で利用する高齢者が相次いで感染したことを受け、市は3月7日から両区のデイサービス事業所全126カ所に2週間の休業を要請した。8日後の同15日から新たな感染は減り始め、現状は計73人で終息傾向にあるとみている。 ただ、2週間程度の潜伏期間を考えると、現状で感染を制圧できているかは不明という。28日には神奈川県から名古屋市に来た40代男性の感染が確認され、首都圏からの流入にも警戒する。年度替わりで、感染が増え続ける首都圏や関西圏からの市内への人口流入が増えるとみている。首都圏や関西圏から市内に来た人には、感染が疑われる症状が出た場合、早めに保健センターに相談するよう呼びかけている。