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世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は23日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は明らかに「加速している」と警告した上で、今からでも大流行の「軌道を変える」ことは可能だと述べた。




米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が20日、世界全体で25万人を超えた。18日に20万人超となったばかりだが、欧米など世界で増加のペースが加速しており、わずか数日で5万人が上積みされた。

 各国政府の発表などによると、中国以外の世界各地での感染者・死者数が中国本土を初めて上回ったのは16日で、その後も差は広がり続けている。感染拡大がいつまで続くのか、全く見通せない状況が続いている。


2020/03/18
NIAID発表

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)は、新型コロナウイルスのエアロゾル化に関する研究結果を明らかにした。エアロゾルは飛沫よりも小さな粒子のことで、くしゃみなどによって発生する飛沫とは異なり、限定空間内で一定時間浮遊する。研究者らは新型コロナがエアロゾル化した後、空中で最低3時間は生き残ると警告した。

またウイルスが物体に付着した場合、生存期間は物質の種類によって異なり、プラスチックやステンレスは3日以上、段ボール紙は1日、銅は4時間だった。




米民主党の大統領候補指名争いは17日、新型コロナウイルスの脅威にさらされる中、3州で予備選挙が行われた。米メディアは、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(77)がフロリダ州とイリノイ州で勝利を確実にし、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(78)との差を広げたと伝えた。



麻生太郎財務相は17日午後の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大への懸念により金融市場が混乱していることについて、リーマン・ショック当時とは全く異なっており、マーケットの不安感から取引が縮小しているとの見方を示した。西村康稔経済再生担当相は、対策を幅広く検討する姿勢を示し、政府紙幣配布などの手段についても否定はしなかった。

麻生財務相は、新型ウイルス感染拡大が経済に与える影響は相当大きいと認識しているとした上で、「株価の下落などは、不安感や気持ちの問題から来ている」と指摘、「リーマン・ショックの時は、世界中でサブプライムローンを買っていた。今回は、金融機関に資金はある」と述べ、当時との違いを強調した。