米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が7日、世界全体で8万人を超えた。6日に7万人を上回ったばかりだった。感染者も7日に140万人を超えた。
死者数は3月20日に初めて1万人を超えた。25日に2万人を上回ってからは2~3日ごとに死者が1万人以上増える状態が続いており、被害拡大の深刻さが増している。
死者数が最も多いのはイタリアで1万7127人。スペインが1万3798人で続いているが、米国も1万2千人を超えるなど急増しており、この3カ国だけで世界全体の死者の半数強を占めている。
アイルランドのスタートアップ企業が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、遠隔地で孤立状態に置かれた高齢者らに、ドローンで医薬品や食料品を届けるサービスの実証実験を開始する。
現地のスタートアップ「Manna Aero」は自社で開発したデリバリー用ドローンを用いた配送実験を、モニーゴール市で始動させる。同社のドローンは、重量4キログラムの物資を搭載可能で、半径4マイルのエリアで1日あたり100回の配送を実施する計画だ。ドローンの位置はスマートフォンで把握可能で、目的地に到達した際にアラートを発信する。
文部科学省は7日、全国の公立小学校の64%、公立中学校の56%が、新学期から授業を再開する見込みだとの調査結果を発表した。緊急事態宣言の対象となる東京、大阪などの7都府県を除けば、公立小の89%、公立中の78%が再開に踏み切る見通し。
調査は都道府県と区市町村などを対象に実施し、6日午後9時現在の回答を集計した。未回答の自治体も一部あるという。新型コロナウイルスの今後の感染拡大の状況によっては、対応が変わる地域もありそうだ。
ゴミ袋はしっかりしばって――。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、環境省が、使用済みマスクなどの家庭での正しい捨て方を、ホームページなどで呼びかけている。
家庭に感染者や感染の疑いの人がいる場合、使用済みのマスクやティッシュペーパーはウイルスが付着している恐れがある。このため、直接触れることがないようゴミ袋はゴミでいっぱいになる前に、しっかりと縛るなどして封をする。袋がやぶけた場合は、袋を二重にする。ゴミ捨てが終わったら、せっけんと流水でよく手を洗う。マスクなどのポイ捨ては絶対にしない。