NEWSお知らせ

お知らせ一覧


東海道、山陽、九州の各新幹線で20日、「特大荷物スペースつき座席」の利用が始まった。大きな荷物を持ち込む外国人観光客が増えたことを受けた事前予約サービスだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、初日の東海道新幹線での予約は少数にとどまった。

 JR東海によると、特大荷物は縦・横・高さの3辺の合計が160センチを超えるもの。この荷物を持ち込む場合は20日以降、特大荷物スペースつき座席の予約(先着順)が原則必要となる。追加料金は不要。座席はグリーン・指定席車両(一部を除く)の最後部で、その後方スペースが荷物置き場になる。東海道新幹線の場合、1列車につき17~42席分が用意される。自由席には設けない。




加藤勝信厚生労働相は19日午前(日本時間)、新型コロナウイルス対策を議論している世界保健機関(WHO)総会で演説し、WHOやワクチン開発を進める関係団体に対し、約2億7千万ドル(約300億円)の拠出を決定したと表明した。またWHO非加盟の台湾がオブザーバー参加できなかったことへの対応を批判した。

 加藤氏は「台湾のような公衆衛生上の成果を上げた地域を参考にすべきだ」と指摘。「特定の地域を取り残すべきではない。地理的空白を生じさせないことが、世界全体の感染拡大防止の目的にかなう」と強調した。

 WHO総会は18~19日にテレビ電話会議方式で実施された。



新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)で一時改善していた中国の大気汚染は、経済活動の再開に伴い再び悪化している。18日に公表された調査結果で明らかになった。

中国では、ロックダウンに伴う工場閉鎖や電力消費の縮小、外出規制による交通機関の利用減少で、一部の大気汚染物質の平均値が今年2月に昨年比大幅に減少した。

一方、ヘルシンキに拠点を置くエネルギー・クリーンエアー研究センター(CREA)が中国国内の1500の観察所データを基に分析したところによると、大気汚染物質は再び増加しており、5月8日までの30日間の二酸化窒素、二酸化硫黄、微粒子物質などの大気汚染物質の値は、前年同期の水準を上回った。



 新型コロナウイルスの影響で収入が減ったり、食べる物に困ったりしている人に役立ててもらおうと、タイの路上に「食料庫」が次々と登場している。食べ物を取り出すのも、入れるのも自由。支援の動きは全国に広がっている。

 4月下旬、ボランティアグループ「リトル・ブリック」がバンコク中心部など計5カ所に食料庫を置いた。高さ約1メートル、ドア付きで、「適量を入れて、必要な分だけ取って」と書いた紙が貼られた。米国の教会の活動を参考に発案したグループ代表のスパキット・クルチャートビジットさんによると、同様の食料庫は2週間ほどでタイの数百カ所に設置された



東京都は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された後、休業や外出自粛の要請を緩和する際の目安として「1日あたりの新規感染者数が20人未満」など三つの具体的な数値を設ける方針を決めた。小池百合子知事が15日の定例記者会見で概要を説明。今後、詳細を詰めてロードマップ(行程表)として公表する。

 都が、緩和要件として示す三つの数値は、新規感染者数のほかに、「感染経路不明者が5割未満」「週単位の感染者数の増加比率が、前週を下回る」――の2基準。これに医療提供体制やPCR検査の陽性率などを総合的に判断した上で緩和の可否を決める。