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 近畿大(大阪府東大阪市)の西籔和明・理工学部教授らが、上げ下げしやすい透明なマウスシールド「近大マスク」を開発し、18日、大阪・ミナミの飲食店などに3000個を贈った。約40店で従業員や客に使用してもらい、使い心地などを調査し、改良するという。

 近大は、全研究分野が協力して新型コロナウイルス感染症の対策に取り組むプロジェクトを実施しており、理工、文芸学部などの研究者らが連携して10月に完成。プラスチック製で透明なので通常のマスクよりも表情が分かりやすい。複雑な形状で飛まつの防止効果が高いという。


2020/12/16
ハヤブサ2

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、探査機「はやぶさ2」が地球に帰還させたカプセルから、2019年2月に初めて小惑星「りゅうぐう」へ着陸した際に採取したとみられる砂を確認したと発表した。直径数ミリの大きな黒い粒が多数あり、JAXAの担当者は「期待をはるかに上回る量を採取できた」と話している。

 はやぶさ2の試料カプセルは6日、オーストラリア南部の砂漠地帯に着陸し、JAXAが回収。現地でガス成分を採取した後、チャーター機で空輸され、8日にJAXA相模原キャンパス(相模原市)に搬入された。

 カプセル内には、3区画に分かれた試料格納室を持つコンテナがあり、A室には1回目の、C室には19年7月の2回目の着陸でそれぞれ採取した砂を格納。C室には人工クレーター作成時に噴出した地下物質が入っているとみられている。




南米チリとアルゼンチンの南部にまたがるパタゴニア(Patagonia)地域で14日、月が太陽の前に重なり太陽光を完全に遮断する「皆既日食」が約2分間にわたり観測された。



 漢字1文字で今年の世相を表す「今年の漢字」に「密」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で14日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。新型コロナウイルスの感染防止策として多くの人が意識しながら行動したことや、遠方の友人らとバーチャルに会う機会が生まれ、人との関係が密接になったことなどを反映した。

 発表は今年で26回目。日本漢字能力検定協会(同市)が全国から募集し、票数の最も多かった漢字が選ばれる。今年は20万8025票の応募があり、「密」は2万8401票を獲得した。



正体不明の路上芸術家バンクシーは10日、公式インスタグラムで、くしゃみをする女性を描いた新作を公表した。英メディアによると、作品はバンクシーの出身地とされる英南西部ブリストルの住宅街の一角で見つかった。

 タイトルは「ハクション!」。スカーフ姿の高齢の女性が左手にハンカチを持ちながらくしゃみをし、入れ歯が飛んでいく様子を描写した。同時に公開された別の写真では、女性のくしゃみでごみ収集容器が倒れ、歩行中の男性の傘も吹き飛ばされている。

 バンクシーは、新型コロナウイルスの感染が広がった今年春頃からはコロナ関連の社会的作品を多く手掛けていた。ただ、今回の作品では社会風刺ではなく、日常生活をユーモラスに表現したとみられる。